機能分離型支承は、橋梁用支承に求められる機能を鉛直力支持機能と水平力支持機能に分離した支承装置です。機能一体型支承(RB)では地震時の変位が大きく、支承形状が肥大化して不合理となるようなケースにおいては、機能を分離した構造にすることで、それぞれが合理的な構造となりコスト縮減に繋がります。水平力支持機能を持つゴムバッファ装置の配置の仕方は2種類あります。縦置きゴムバッファは主桁と反力壁との間に配置します。また、平置きゴムバッファは主桁と下部工間に配置されます。配置の仕方を工夫する事で、支承装置全体として機能を発揮します。また荷重支持板のすべり摩擦とゴムバッファ装置の組合せで免震構造にすることができます。
